お料理　仕出し　おおぞね | 日記 | のぼう様・・・

私の好きな小説。
「のぼうの城」
映画化されたようです。

のぼう様＝でくのぼう様
と言う様に、領主成田氏一門でありながら、
領民から家来までにもこのように呼ばれてしまうぐらい、
風采が上がらない人物。
その人物が、主人公の物語です。

あらすじは省略しますが、
この物語で一番好きな、場面、言葉があります。

石田光成率いる豊臣軍２万５千の兵が、
成田氏居城の５００の兵のみの忍城を囲み、
和戦いずれかを問う場面。
何の因果か、のぼう様が忍城城代として返答・・・
「戦いまする」

その理由は・・・
「武ある者が武なきものを足蹴にし、
　才ある者が才なき者の鼻づらを引き回す。
　それが世の習いとしても、
　わしは嫌じゃ！」

のぼう様と言われる御仁は、
人としてのプライドにかけ、
大群に立ち向かおうとする姿・・・

男とは、かくありたいものです・・・