お料理 仕出し おおぞね の日記
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東京駅・・・
2012.10.01
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最近、東京駅の復元工事が完成したとか・・・
中央停車場として出発した東京駅、
すでに100年近くたつとか・・・
100年前の建築物が、震災、戦争を潜り抜け、
今も建ち続けているという事、
何より先人の叡智に感服します。
私も職人の端くれ・・・
しかしながら、私の作る物は食べ物なので、
お客様が食べてしまえば終わりというもの。
その寿命は、長くても数十分といったところでしょうか・・・
なので、残る物を作る職人に、
少なからず憧れもあります。
数十年、数百年と、自分の作ったものが残せる職人・・・
素晴らしい事だと思います。
だからといって、私は自分の仕事を悲観しているわけではありません。
人の心に残るという意味では、
私たち食に係る職人の仕事も、永遠に残るのではないでしょうか・・・
楽しいとき・・・
嬉しいとき・・・
悲しいとき・・・
寂しいとき・・・
私の仕事は、食べていただいたお客様の心に寄り添います。
「あぁ・・・。あの時食べた、あの店のあの料理は美味しかったね・・・」
そんな風に、お客様の心に残っていただける料理を、
これからも作っていきたいと思います。
日々、精進ですね・・・(苦笑)