お料理 仕出し おおぞね の日記
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時間・・・
2012.04.21
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ここ数日、歓送迎会のお客様や、初節句のお客様、法要のお客様と、
いろいろなお客様がご利用なさってくれています。
明日などは、日中2件のお客様が重なり、
同じ時間に60名強のお客様をお迎えすることになります。
う~ん・・・
心してかからないと、潰れてしまいます・・・
しかし、こちらが忙しいことは、お客様に関係ありません。
忙しいからといって手を抜くことはもってのほか!
雑な給仕も、言語道断です!!!
こういう場合、私が最も気にするのは、
提供時間です。
昼間の宴席のお客さんは、体外がお食事も兼ねています。
したがって、お食事をなさっている時間が早くなります。
当店の5000円の会席の場合、
先付、前菜、椀、造り、焼き物、油物、炊き合わせ、酢の物、食事、水菓子と
10種類の料理を提供します。
そのうち、8品目の酢の物までは、1時間を目安に提供しなくてはいけません。
全て提供し終わって、1時間30分が私の心がけている提供時間です。
これが、早くなると急かしているようで・・・
遅くなれば、まだぁ~~~となってしまいます。
これも、段取り一つです。
仕込みにいくら時間がかかっても、いざ宴席が始めればスピーディーに・・・
料理人は、魔法使いではありません。
しかし、手のかかった料理こそ魔法を使ったかのように、
あっという間に作ってしまったように見せかけてこそ、
家庭料理と本職の違いだと思います。
味もさることながら、こんなところも本職は気を使います。